aedは心臓突然死を救う機械

aedとは、日本語で自動体外式除細動器と呼ばれています。
突然に心停止状態に陥った心臓に対して、電気ショックを行う機械です。
心臓救命装置として広く知られ、消防機関や医療機関、スポーツ施設や商業施設などにも多く設置されています。
心停止状態を引き起こす原因は、主に二つあります。
それは、心室細動と心室頻拍です。
心室細動は、心臓の心室の筋肉がけいれんのように震え、正常なリズムで血液を送り出せなくなった状態です。
この心室細動が起こると、脳をはじめとする主要な臓器に血液が届かなくなります。
最悪の場合、心臓が停止して死に至ってしまいます。
また、心室頻拍は、心室内での電気的興奮が要因となって起こります。
これによって心臓の収縮するリズムが異常に速くなり、一分間の心拍数が100から250にも達します。
この発作によって心臓のポンプ機能が失われ、血液を全身に遅れなくなります。
こうした状況に陥ると、救命率が一分ごとに10%下がると言われています。
ですから、救急車が到着するまでに、迅速かつ的確な処置を講ずる必要があります。
そこで、aedでの救命活動が効果的なのです。
もし突然倒れた人を見かけたら、まずは周囲の人に救急車とaedの手配を要請します。
そして、倒れた人の意識と呼吸の有無を確認します。
そして、一分間に100回以上の速さで胸骨圧迫を行い、全身の臓器に血液を届けます。
その一方で人工呼吸も行います。
aedが到着したら、装置の蓋を開けます。
内部に電源スイッチがある製品と、蓋を開けると自動的に電源が入る製品があります。

ると、日本語音声と液晶画面の文字で、操作手順が説明されます。そこで倒れた人の右胸と左わき腹に、除細動を行う電極パッドを貼り付けます。
この時、汗や水分、胸毛、貼り薬などがあると操作の妨げになりますので、取り除きます。
電極パッドを貼るまでの間にも、胸骨圧迫と人工呼吸を継続します。
電極パッドを貼ると、aedが自動的に心電図の解析を行います。
そして、電気ショックが必要と判断された場合のみ、電流が流れる仕組みになっています。
心電図の解析が始まったら、救護に当たる人は倒れた人のまわりから離れて待機します。
そして、aedの充電が完了したら、ショックボタンを押します。
このaedによる救護は、救急車が到着するまで続けます。
なお、未就学児に対しては、小児用の電極パッドを使用することが望ましいとされています。
この電極パッドはサイズが小さい上、電流の量も大人用の三分の一程度に減らしてあります。
しかし、大人用のaedしかない場合は、そのまま使用しましょう。
aedのさらなる普及と知識の向上が、たくさんの命を救うことにつながるといえそうです。