aedってなんですか?

「aed」という単語を目にして、ハートマークの描かれた箱のことをすぐに思いつくでしょうか。
例えば、駅の構内に設置されているのを目にする方が多いかもしれません。
そして、実際に突然体調を崩された方の救急に使われている光景を目にした方もいるかもしれません。

aedが救急に関係するものであることを知っている方は多いと思います。
具体的にどのような役割を果たすのでしょうか。

aedは、「自動体外式除細動器」といいます。
この機械によって自動的に心臓の動きを解析し、必要に応じて電気ショックを与えることで、心臓の動きを維持するためのものなのです。
公共の場で突然倒れてしまった人がいた場合に、すぐに救急車を呼んだとしても、実際に救急隊員が到着するまでには少なくとも数分の時間がかかります。
この数分の間に心臓停止が続くと、しばらく血液の循環が止まってしまい、生死を分けてしまう事態になります。
そして、この数分間が、その後の経過に大きく影響することになります。
心停止が3分続くと、死亡率はおよそ50%にも上ります。
いかに重要な時間かがわかるでしょう。
とはいえ、救急に関するしっかりとした知識のある人が、いつでもどこでもいるとは限りません。
よくわからないのに漫然と処置を施せば、より事態を悪化させてしまいかねませんので、安易に何かをするということも難しいでしょう。
そこで、居合わせた人なら誰でも、安全かつ確実に、緊急の処置をとることができるように、と考案・導入されたのがaedなのです。
aedを誰でも使ってよいこととなったのは2004年のことで、わりと最近のことなのです。

実際にaedを作動させると、音声による指示がなされますし、図による説明も書かれています。
操作そのものは少なく、急いでたくさんの処置をしなければならないというものではありません。

そうは言っても、何の予備知識もなくいきなりaedを使って処置を施せと言われても、困惑してしまう方もいるかもしれません。
緊急事態であればあるほど、混乱してしまうものです。
そこで、aedについてある程度の知識を予め持っておくと、いざという時に役立ちます。
各地の消防本部や日本赤十字社といった公的機関でaed講習が行われています。
さらに、国際救急救命協会などの民間団体でのaed講習も盛んに行われるようになってきました。

さらに、自分の身近な場所については、どこにaedがあるかをすぐに思い出せるようにしておくのが望ましいと言えます。
また、ホテル・学校・スタジアムなど、初めて行く場所でも、aedを見かけたらその場所を意識しておくことが大切です。